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蓄電システムの新たな機能「系統出力変動対策機能」を開発!

蓄電システムの新たな機能「系統出力変動対策機能」を開発!

公共産業向けリチウムイオン蓄電システムYRWシリーズに新たな機能として、「電力系統の出力変動を抑制する制御技術」を開発いたしました。

<開発の背景と今後の展開>
固定価格買取制度を背景として、太陽光発電を中心とした再エネの普及は急速に進んでいます。しかしながら、太陽光や風力発電は、日射量や風速などの自然条件により発電出力が激しく変動します。近年では、この出力変動が電力系統の品質に影響を与えることが懸念され、普及の妨げになるケースも増えています。離島など島嶼部では、一層系統への影響が大きい為、容易に再エネを導入できない状況が続いております。
この社会的な課題のソリューションとして、本制御技術を開発いたしました。

当社蓄電システムを併設することにより、再エネの急峻な変動を緩和し電力系統の安定化を実現いたします。2030年のベストミックス案では、再エネは22~24%を目標としています。
持続可能な低炭素社会の実現に向け、蓄電システムの導入を通じて再エネの更なる普及に貢献して参ります。

短周期・長周期変動対策

バッテリ保持時間推移「短周期変動対策」では再エネの急峻な発電量変化を蓄電池に吸収し、決められた変動量で系統に放電することで系統への負担を軽減します。「長周期変動対策」では日中の発電電力を全て蓄電池に貯蔵し、夜間に放電します。日中は軽負荷時の余剰電力が発生しないため、系統に負担をかけません。

小規模からメガソーラクラスまで対応

バッテリ保持時間推移出力変動対策はすでにメガソーラなど大規模システムでは導入されていますが、離島などの小規模施設に適用することはコスト面で困難でした。当社では出力変動対策を蓄電システムの標準機能として取り込むことにより小規模でも追加コスト無しで対策が可能です。また出力変動対策を行いつつ、非常時の電源として活用することも可能です。

シミュレーションによる最適なシステムの提案

バッテリ保持時間推移蓄電池は充放電により劣化するため長期運用における影響を事前に把握する必要があります。過去の日射量データを用いて充放電シミュレーションを行い、蓄電池メーカーと連携した寿命予測に基づいてコストバランスに優れた最適な蓄電システムを提案いたします。

出力変動対策に最適なDCリンク方式を採用

バッテリ保持時間推移太陽光発電を直流のまま蓄電する「DCリンク方式」を採用しています。出力変動対策では発電電力を一旦蓄電してから放電する必要がありますが、太陽光PCSで交流に変換する「ACリンク方式」と比較して発電~放電まで最大10%のエネルギー効率改善が見込めます。
※公表されている公共産業向け蓄電システムの効率比較による(当社調べ)
※蓄電池の充放電効率は考慮外

その他製品仕様

スコットトランス不要・PCSは10kW~200kWまでの豊富なラインナップ
・単相3線(10~30kWモデル)、三相3線(30kW~200kWモデル) 対応可能
・リチウムイオン蓄電池は性能・用途・コストに応じて複数メーカーより選択可能
・蓄電池ユニットは12kWh~2,496kWhまで構成可能

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