次世代研究者と語る、これからのライブイメージング
New ERA of Live Cell Imaging with EVIDENT
日時 : |
2023年1月24日(火)16:00~17:40 |
2013年より毎年開催して以来、昨年も多くの方々にご好評をいただきましたイメージングフォーラムを
今年度より「EVIDENT CREATIVE FORUM」として新たな発進をいたします。
本会の基調講演では、先端研究をリードされる東京大学 小山 隆太先生、基礎生物学研究所 青木 一洋先生にご登壇いただき、顕微鏡を用いたイメージングや解析手法についてご紹介をいただきます。さらにエビデント光学開発者も交えて、実際の研究シーンにおけるイメージングを行う上での課題や期待についてディスカッションを行います。ライフサイエンス分野に従事される研究者の皆様の今後のご研究にお役立ていただければ幸いです。
『Glioneuronal unitにおける細胞間相互作用の可視化とメカニズム解明』
小山 隆太先生 東京大学 大学院薬学系研究科『細胞内シグナル伝達系の可視化と光操作』
青木 一洋先生 自然科学研究機構 生命創成探究センター/基礎生物学研究所『イメージングの要となる光学技術』
株式会社エビデント 開発部門 先進光学 坂倉 正洋パネルディスカッション テーマ『ライブイメージングの課題と今後の展望』
■ ディスカッション進行 株式会社エビデント 開発部門 光学開発 中正 英二
小山 隆太先生
青木 一洋先生
エビデント 中正 英二
エビデント 坂倉 正洋
『Glioneuronal unitにおける細胞間相互作用の可視化とメカニズム解明』
小山 隆太先生 東京大学 大学院薬学系研究科
脳機能の発揮や脳疾患の発症の根底には、シナプスを中心とした、神経細胞とグリア細胞の細胞間相互作用がある。我々の研究グループでは、このような相互作用が生じる場をGlioneuronal unitと呼び、その相互作用を司るメカニズムを解明するためにGlioneuronal unit culture systemを立ち上げた。同システム内ではグリア細胞の構造がin vivoに近似した形態として保持されており、グリア細胞がシナプスの性質を変化させている。本講演では、Glioneuronal unit cultureのライブイメージングによって得られた知見を紹介する。
『細胞内シグナル伝達系の可視化と光操作』
青木 一洋先生 自然科学研究機構 生命創成探究センター/基礎生物学研究所
細胞は、成長因子やストレスといった細胞外からの刺激を受容体で感知し、その情報を細胞内シグナル伝達系で処理し、最終的には遺伝子発現や細胞機能を生み出すことで環境の変化に適応し恒常性を維持します。つまり、細胞は入出力ユニットとして機能しており、そのシステムである細胞内シグナル伝達系を理解することは、細胞のふるまいを理解するうえで必要不可欠です。私は、細胞内シグナル伝達系の符号化(encoding)と複合化(decoding)の原理を理解すべく、生細胞イメージングと光遺伝学をいち早く取り入れて解析を進めてきました。本セミナーでは、最近、我々が取り組んでいるバイオセンサーの開発や新しい光遺伝学ツールについて紹介させていただきます。
『イメージングの要となる光学技術』
株式会社エビデント 開発部門 先進光学 坂倉 正洋
生命科学の研究において、イメージングは新たな発見を導くためにとても有効で、大きな可能性を秘めています。特に生体研究においては、生きたままイメージングしたいというニーズが強く、生体親和性の高い光を用いたイメージングが威力を発揮しますが、その要となるのが光学技術です。
100年の歴史で築いてきた光学技術を紹介し、その後先生方と、どのように生命科学に貢献できるかについてディスカッションを行います。
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