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特集:エクソソーム解析に最適「NanoSight NS500」のご紹介
miRNA研究からがん診断の応用まで多彩な情報を運ぶ
細胞外小胞『エクソソーム』の謎を解析
バイオマーカとしての利用が期待される 『Exosome(エクソソーム・エキソソーム)』 は、細胞から分泌された脂質二重膜で形成される直径40nm~100nm程度の小胞です。
生体では唾液、血液、尿、羊水、悪性腹水等の体液中で観察され、培養細胞からも分泌されます。近年、エクソソームには、messenger/microRNAと同様、シグナル伝達を行う細胞シグナルに従事していると考えらえています。様々な疾患(アテローム性動脈硬化/冠動脈疾患、血液/炎症性疾患、糖尿病/悪性腫瘍)により、これらの血中濃度が上昇することが認められています。
NanoSight NTAは、microvesicles / exosomesのサイズと濃度測定を行うことができます。また、蛍光ラベルを用いることによって、バルク中からの特定粒子のみを選択的に検出・解析することが可能です。
細胞の精製度合などの検討にも用いることができます。
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事例紹介
エクソソームとマイクロベシクル(Exosomes and Microvesicles)
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バイオマーカーとしての可能性 細胞信号伝達機能を有するマイクロベシクルおよびナノベシクル(エクソソーム)はバイオマーカーとしての可能性にますます注目が集まっています。NanoSightは最小30nmまでのこれら粒子の可視化と個数測定を可能とし、速く堅実な特性評価を導き出します。標準的なフローサイトメトリーの検出限界より1桁低いサイズを測定でき、さらに適切な蛍光標識によりスペシエーション分析が可能となります。 |
ウイルス研究とワクチン(Virology and Vaccines)
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わずか数分で全ウイルス数濃度を計測可能 ウイルスやバクテリオファージ、それらの凝集体のサイズと個数を計測することは、ウイルス・ファージ治療法の開発と検証(バリデーション)において重要です。NanoSightはわずか数分で全ウイルス数濃度を計測することを可能とし、従来法である感染力価測定に急速に取って変わっています。分散性または凝集性の定量的測定は、リアルタイム観察により正しさを確認できます。 |
タンパク質の凝集(Protein Aggregation)
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製品の安定性改善、工程の最適化に大きく寄与 バイオ医薬品の製造(細胞培養、精製、製剤、包装および保存など)における多くの作業工程において、タンパク質の凝集は発生します。凝集の状態および経時変化を測定することは、製品の安定性改善を可能とし、工程の最適化に大きく寄与します。NanoSightは30-1000nmまでのタンパク質凝集体のサイズと粒子数を測定することができます。 |
製品紹介
ナノ粒子解析装置「NanoSight NS500」
Exosome(エクソソーム・エキソソーム)解析・計測装置
溶媒中のナノ粒子を可視化し解析、リアルタイムに粒子径、粒子数および濃度を測定します。溶媒中の粒子が様々な物質の混合物や粒子径のばらつく多分散系であるときでも、可視化技術によって得られたナノ粒子のブラウン運動観察ビデオを用いて各粒子径ごとの粒子数を測定します。
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◆ ナノ粒子1個1個の粒子径と個数あるいは濃度を測定 |
お問合せ
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