蓄電池用パワーコンディショナーでメガソーラーの稼働を実現!

ハヤシソーラーシステム高柳発電所(鹿児島県伊佐市)にリチウムイオン蓄電池用PCS(パワーコンディショナー)を導入し、2017年2月から稼働致しました。
本事業はSII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)より平成26年度補正予算 再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金(再生可能エネルギー発電事業者のための蓄電システム導入支援事業)に採択され、長周期の出力変動対策として導入頂きました。日中の発電電力を全て蓄電池に貯蔵し、夜間に放電します。日中は軽負荷時の余剰電力が発生しないため、系統に負担をかけません。太陽光発電との接続は出力変動対策に最適なDCリンク方式を採用しています。電力系統に影響を与えない理想的なソーラーシステムです。
2030年のベストミックス案では、再生可能エネルギーは22~24%を目標としています。持続可能な低炭素社会の実現に向け、蓄電池用PCSの導入を通じて再生可能エネルギーの更なる普及に貢献して参ります。
- システム構成
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- 蓄電池用PCS 概要
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・型式:YRW-750-200SHX-5PVX4
・電圧:三相3線 440V
・出力:200kW(MPPT DC/DCコンバータ50kW×4ユニット内蔵)
・台数:5台
- 高いシステム総合効率
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DCリンク方式及びSiCデバイスの採用により、従来型と比較して発電~放電まで最大10%のエネルギー効率改善が見込めます。
トータル変換効率94.5%(MPPT DC/DCコンバータ98.5%、蓄電池用PCS96%)
※公表されている公共産業向け蓄電システムの効率比較による(当社調べ)
※蓄電池の充放電効率は考慮外DCリンク方式
太陽光発電を直流のままダイレクトに蓄電する方式です。太陽光用PCSで交流に変換する「ACリンク方式」と比較して、変換損失が少なく収益性の向上が期待できます。又、太陽光発電が急峻な変動をしても電力系統に影響を与えません。
- SiCデバイス
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蓄電池用PCS、MPPT DC/DCコンバータともにSiCデバイスを採用しています。従来のIGBTと比較して、最大25%の損失低減を実現致します。
- お問合わせ
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