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東京・利島村へ長周期変動対策用リチウムイオン蓄電システムを導入

東京・利島村へ長周期変動対策用リチウムイオン蓄電システムを導入
~離島における再生可能エネルギーの活用~

株式会社YAMABISHI(本社:東京都太田区、CEO:蓮池 一憲)は、長周期変動抑制機能を実装したPV連係リチウムイオン蓄電システムを開発し、千代田システムテクノロジーズ株式会社(代表取締役社長:中曽根 裕幸)と共に、東京都利島村さまに導入いたしました。

導入の背景から課題解決まで
蓄電池用PCS
  • 長周期変動抑制機能の開発と導入の背景
    再生可能エネルギーは日射量や風速などの自然条件により出力が激しく変動する為、電力系統の品質に影響を与えることが懸念され普及の妨げになるケースも増えています。離島など島嶼部は本土に比べ送電網が細いことから一層系統への影響が大きい為、容易に再生可能エネルギーを導入できない状況が続いております。
  • システム導入により再生可能エネルギー利用の課題解決
    この課題のソリューションとして、本システムを導入していただきました。本システムは当社独自開発の長周期の変動抑制機能(固定放電モード)により、太陽光発電の急変や構内で消費しきれない余剰分は大容量の蓄電池で吸収しつつ、系統に負担をかけない安定したレートで夜間まで構内負荷に放電を行います。また余剰発電を蓄電池で吸収しきれなければ逆潮流を防ぐため構内負荷と同等まで発電抑制を行い、防災用に一定の蓄電池残量を確保して運用するなど、きめ細かい制御も行います。

    今後、再生可能エネルギーによる自家消費システムとして島内電力系統への悪影響が無いことの実証、及び防災時に再生可能エネルギーを非常用電源として活用することによる地域貢献を実現いたします。
システム構成・蓄電池用PCS概要・特長

蓄電池用PCS【概要】
・型式:YRW-400-10KHW-1PV-48Lib
・電圧:単相3線 200/100V
・出力:10kW (連系)/10kVA (自立)
・蓄電池:48.3kWh
・太陽光:12.2kW

【特長】
・DCリンク方式のため再生可能エネルギーの出力変動による影響を抑え、高いトータル効率を実現
・再生可能エネルギーの変動対策として「長周期変動抑制機能」と「短周期変動抑制機能」を装備
・リチウムイオン蓄電池は信頼性の高い株式会社東芝製SCiB(TM)を搭載
・UPSグレードの自立運転機能により停電時には10ms以内に自立運転に移行
・蓄電池への充電を最優先とする防災モードへワンタッチで移行可能
・グラフィカルな「WEBみえる化システム」を標準搭載
・豊富な計測項目により電力需給状態を的確に把握可能
・導入後5年間無償の遠隔監視サービス

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