JR男鹿駅に風力発電連係リチウムイオン蓄電システムを導入
      ~「エコステ」モデル駅の「創エネ」に貢献~
      
      
       
            株式会社YAMABISHI(本社:東京都太田区、CEO:蓮池 一憲、以下「YAMABISHI」)は、秋田県男鹿市のJR男鹿駅・新駅舎に風力発電との連係機能を実装した自家消費用リチウムイオン蓄電システムを導入し、2018年7月1日より運用が開始されました。
            
- 導入の背景から課題解決まで
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                  - JR東日本では省エネルギー・再生可能エネルギーなど、さまざまな環境保全技術を駅に導入する取り組みとして「エコステ」モデル駅の整備を推進しています。エコステとは「創エネ」「省エネ」「エコ実感」「環境調和」を4つの柱としており、「創エネ」の一環としてゼファー株式会社(本社:東京都港区、社長:舩橋信男)製風力発電機「Zephyr9000(4.9kW)」9基が導入されました。
- 同時に導入されたYAMABISHIの蓄電システム「YRWシリーズ」は駅舎負荷と風力発電の瞬時電力を比較しながら「駅舎負荷<風力発電」では逆潮流しないように蓄電池へ充電、「駅舎負荷>風力発電」では逆潮流しない範囲で蓄電池から放電します。これらの制御で風力発電の余剰分を蓄電池の活用で自家消費します。
 また蓄電池が満充電に到達したときは駅舎負荷とバランスするまで部分的に風車を停止する制御や、停電などBCP対策用に一定のSOCを確保するなど、きめ細かな制御も同時に行います。
- YAMABISHIのリチウムイオン蓄電システムはスタンダードな太陽光発電連係モデルに加え、本件にて導入した風力発電連係モデル、太陽光・風力ハイブリッドモデルの開発も予定しております。
 これからも再生可能エネルギーの活用を通じてスマート社会の実現に貢献して参ります。
 
- リチウムイオン蓄電システム概要・特長
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                   【概要】 【概要】
 ・型式:YRW-400-30KHW-48Lib
 ・電圧:単相3線 200/100V
 ・出力:30kW (連系)/30kVA (自立)
 ・蓄電池:48.3kWh
 【特長】
 ・自家消費向け風力発電制御機能
 ・リチウムイオン蓄電池は信頼性の高い株式会社東芝製SCiB™を搭載
 ・UPSグレードの自立運転機能により停電時には10ms以内に自立運転に移行
 ・蓄電池への充電を最優先とする防災モードへワンタッチで移行可能
 ・グラフィカルな「WEBみえる化システム」を標準搭載
 ・豊富な計測項目により電力需給状態を的確に把握可能
 ・導入後5年間無償の遠隔監視サービス
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