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バーチャルパワープラント実証用に蓄電システムを導入

バーチャルパワープラント実証用に蓄電システムを導入
~エネルギーリソースとピークカット・BCPのマルチユース~

株式会社YAMABISHI(本社:東京都大田区、CEO:蓮池 一憲)は、経済産業省・資源エネルギー庁の補助事業である平成30年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業(以下、本実証事業)」の一環として、株式会社ナンワエナジー様本社ビル(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役社長:川畑 佑樹)にリチウムイオン蓄電システムを導入いたしました。

導入の背景から課題解決まで
バーチャルパワープラント(VPP/仮想発電所)とは、工場やオフィスビル、家庭などが有する複数のエネルギーリソース(蓄電池、発電設備、EVやディマンドリスポンス等)を、高度なエネルギーマネジメント技術により遠隔・統合制御し、あたかも一つの発電所のように機能させることを指します。

これまでの日本は集中型電源システムであったため、自然災害や事故などで大規模発電設備が動かなくなってしまうと、生活に多大な影響がありました。
VPPが実現されることによって、リスク分散や最適な需給バランスが形成されます。

本実証事業において、ナンワエナジー様はリソースアグリゲーターとして、アグリゲーションコーディネーターからの需給調整に関わる信号を、必要な発動時間帯や需給調整量などの情報に変換し、リチウムイオン蓄電システムに通知します。リチウムイオン蓄電システムはリソースアグリゲーターから通知された情報を基に充放電制御を行い電力需要量を増減させ、アグリゲーションコーディネーターからの要請に応えます。

実証期間以外は本社ビルのピークカットを自動で行っており、電力の平準化に寄与しております。また、災害などによって商用系統が遮断された際には、無瞬断(1/4サイクル以内)で特定の負荷をバックアップする機能を有しておりBCPにも活用されます。

YAMABISHIのリチウムイオン蓄電システムはピークカットや自家消費、停電対策、VPPのエネルギーリソースなど、マルチユースでの活躍が見込まれます。
従来のスタンダードであった太陽光発電連係モデルと併せ、今後もスマートエネルギー社会の実現に貢献して参ります。
リチウムイオン蓄電システム概要・特長

蓄電池用PCS【概要】
・型式:YRW-750-100SH-59Lib
・電圧:三相3線 200V
・出力:100kW(連系)/100kVA(自立)
・蓄電池:59.5kWh

【特長】
・買電量を計算し自動でピークカット運転可能(別途電力計測が必要となります)
・上位通信から任意に充放電制御可能(RS-485もしくはLAN)
・UPSグレードの自立運転機能により停電時には1/4サイクル以内に自立運転に移行
・リチウムイオン蓄電池は信頼性の高い株式会社東芝製SCiB™を搭載
・グラフィカルな「WEB みえる化システム」を標準搭載

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