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令和2年度バーチャルパワープラント構築実証事業の結果について

令和2年度バーチャルパワープラント構築実証事業の結果について
~蓄電池を活用した周波数制御技術のさらなる高度化に向けて
期待した成果を確認いたしました~

株式会社 YAMABISHI(本社:東京都大田区、CEO:蓮池 一憲)は、資源エネルギー庁の補助事業である「令和2年度度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント※1(以下、VPP)構築実証事業費補助金※2」の実証試験を2020年12月~2021年1月の期間にわたり、実施いたしました。

実証試験全体の概要については関西電力送配電株式会社(以下、関西送配電)ホームページ https://www.kansai-td.co.jp/corporate/press-release/2020/pdf/1130_1j_01.pdfをご参照ください
今年度は「RAシステム」を経由した周波数制御やインターネット回線を活用した周波数制御の実証実験を行う
昨年度の実証試験では、関西送配電の構築した蓄電池群監視制御システム「K-LIBRA」と、遠隔から充放電制御可能な当社の産業用蓄電システム「YRWシリーズ」を連携させ、蓄電池の応動時間や制御精度を検証することにより、電力系統における周期の短い負荷変動に対する蓄電池の応答性能を確認いたしました。

今年度の実証試験では、リソースアグリゲーターであるENEOS株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大田 勝幸)の利用する複数の蓄電池を一括制御するためのシステム 「RAシステム」を経由した周波数制御やインターネット回線を活用した周波数制御の実証を行いました。実証試験の結果は以下の通りで、期待した成果を確認できております。

▼RAシステムを経由した周波数制御の概要はこちらから▼
https://www.yamabishi.co.jp/pdf/release/20210118.pdf

検証結果のまとめ
① K-LIBRAからRAシステムを経由して蓄電池を制御した場合においても、RAシステムを経由せずに直接制御した場合(昨年度実証相当)と同等の精度で秒単位の周波数制御ができることを確認しました。

② インターネット回線を利用して制御した場合においても、専用回線(LTE回線)を利用した場合(昨年度実証相当)と同等の精度で秒単位の周波数制御ができることを確認しました。


当社は、本実証事業を通じてエネルギー利用の最適化や再生可能エネルギーのさらなる導入拡大を目指し、脱炭素化によるサスティナブルな社会の実現に貢献して参ります。

※1:分散化された電源をIoT技術などの高度なエネルギーマネージメント技術を使って統合制御することで、あたかも一つの発電所のように機能させる仕組み
※2:経済産業省資源エネルギー庁が、VPPの構築に係る実証事業を行う経費に対して、当該費の一部を助成するもの

▼産業用蓄電システム「YRWシリーズ」の概要はこちらから▼
  • https://www.yamabishi.co.jp/products/back_yrw/index.html

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